eJackino制作メモ [電子工作]

更新履歴 2009/6/23 ソフトウェア・ダウンロードのリンクが切れていたので更新しました。

今回の制作についてメモを残しておきます。
前回書いた通り、基盤プレゼントに当選したので、書籍は購入せず出来るだけ独力で作成しようと思いましたが、最終的にはいろいろWebの情報にお世話になってしまいました。
たまたま本ブログ立ち寄られた方、環境が必ずしも私のところと同じでは無いと思いますので、あくまでご参考情報としてください。

EJACK_MAKING.JPG

1. My環境

PC : WindowsXP SP2
Arduino : Arduino-015導入済み、Arduino Duemilanove (ATmega168版)で利用実績あり


2.部品の組み付け(1)

部品表を参考に、集めた部品を組み立てて行きます。基本通り背の低い部品からくみ上げます。
抵抗はR1が10K、その他は1Kです。
コンデンサはC5,C6が電解コンデンサなので、シルク印刷に極性(+-)を合わせます。
ダイオードD1も極性はシルク印刷に合わせます。
LEDの極性はシルク印刷されていませんが、TX/RX/PWRはアノード(+/足の長いほう)が基盤正面から見て上のほうになります。残りLとかかれたLEDは、逆に下側がアノードになります。
3端子レギュレータの足は折り曲げ、基盤に対して寝かせる必要がありますが、寝かせた時に、平らな面が下側になるようにしてください。
(久しぶりのはんだ付けで、コツを思い出すまでかなり手こずってしまいました。半田ごても先日買った20Wの新しいものだったので、自分でも驚くほどの下手さでした。最終的には初心に戻り、「図解 つくる電子回路 (ブルーバックス)」 を読み直して、手順を修正してゆきました。)

3.部品の組み付け(2)

ICソケットはシルク印刷のノッチに注意して配置、設置します。
DCジャックは、穴が大きいので足を折り曲げて、パターンに設置する面積を出来るだけ確保して半田付けします。
ピンソケットは、14P×2を買ったのですが、無駄が多そうだったので、5ピン×1、6ピンソケット×2を並べてました。
そのままだと、微妙にサイズが合わないので、それぞれの隣り合う面をデザインナイフで削って無理やり押し込めました。
またX3端子は最初丸ピンだったのですが、自作の書き込み用配線を組み合わせるとルーズだったので、普通の(?)ピンヘッダーに差し替えました。半田取りが結構大変でした。

4.bootloaderの書き込み

必要なファイルを下記から取得します。
・ソフトウェアのダウンロード -ejackino-
私の場合はArduino-015が導入済みだったので、下記2ファイルを取得しました。
・serjtag-0.3.zip
・eJackino-0015.zip

上記2ファイルを任意のディレクトリに展開します。

serjtag-0.3.zipの展開先フォルダ、「serjtag-0.3\avrdude-serjtag\binary」に、"ejackino-0015.zip"に含まれる下記ファイルを上書きコピーします。
・chkfuse.vbs
・writer_test.bat
・avrdude.conf
・burn_bootloader.bat

burn_bootloader.batを編集します。

+1 avrdude.exe -c diecimila -P ft0 -p m168 -B 4800 -e
+2 avrdude.exe -c diecimila -P ft0 -p m168 -B 4800 -U efuse:w:0x00:m -U hfuse:w:0xDD:m -U lfuse:w:0xFF:m
+3 avrdude.exe -c diecimila -P ft0 -p m168 -D -U flash:w:"C:\Documents and Settings\XE32323\My Documents\arduino-0015\hardware\bootloaders\atmega\ATmegaBOOT_168_diecimila.hex":a
+4 avrdude.exe -c diecimila -P ft0 -p m168 -U lock:w:0x0F:m
+5 chkfuse.vbs

3行目のブートローダーのファイルを、各自の環境に合わせて書き換えます。(Arduinoの開発環境がインストールされている場所)

エレキジャック本誌の手順にしたがって、USB-シリアル変換機とCPUを接続します。「書き込み配線B」の場合は記事の正誤表が出ているので、その通りに接続します。
eJackino本体、USB-シリアル変換機、USBケーブルを全て接続します。PCにUSBケーブルを接続します。

writer_test.batを実行してエラーが無いことを確認後に、burn_bootloader.batを実行します。
成功すると、eJackinoのLとマークされたLEDが点滅を始めるので、正しく動作していることが確認できます。

(burn_bootloader.batが未編集の場合、書き込みは当然失敗しますが、画面上は特にエラーが出ないのでしばらく悩みました。 ググってburn_bootloader.batの編集が必要ことが分かり書き直してみると、一瞬で終わっていたバッチがそれなりに(10秒程度)時間をかけて終わったので、確認したらそれが正解と分かりました。)

EJACK_DONE.JPG

初心者らしい苦労をしましたが、最終的にサンプルスケッチのBlinkがあっさり動いた時には、嬉しかったです。
見た目は部品が曲がって配置されていたりして、いまいちですね。
部品を買い足して、次はminiを作ってみようと思います。

タグ:Arduino eJackino
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コメント 3

かんぱぱ

はじめまして。私もeJackinoの基板が当選しました。無事稼働しています。
今はLM73についてのページを参考にさせていただき、LCDを接続して温度計として動いています。

by かんぱぱ (2009-06-06 20:29) 

kimio kosaka

はじめまして。eJackinoの製作ありがとうございます。
お写真を拝見しますと,USB-シリアル変換ユニットのJ1ジャンパ・プラグが誤った位置に刺さっております。書籍に誤った写真を掲載し申し訳ありません。eJackinoのサポートページに正誤記事がありますのでご覧ください。
http://www.eleki-jack.com/ejackino/2009/05/post-1.html

by kimio kosaka (2009-08-02 11:29) 

elekid

コメント遅くなりましたが、関係者の方でしょうか。
正誤記事は確認済みでしたが、写真のほうまで気が回りませんでした。
ご指摘ありがとうございます。
by elekid (2009-09-10 11:14) 

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