AVRマイコンの開発(最初の一歩) [電子工作]

RIMG1400.JPG
Arduinoは非常に簡単で素晴らしい製品なのですが、工作を色々していると時々 Too Much と思えることがあります。
ブレッドボード上で試行錯誤するには最適なのですが、ユニバーサル基盤などに組み込むことを考えると意外に面倒です。
e-Jackinoを試してみて、Arduinoをカスタマイズして自分の基盤に実装するのも良いかと考え始めましたが、ここは基本に立ち返って、AVRマイコンを使ってみることにしました。
チップとして、以前エレキジャック 2008年 10月号 [マイコン特集]におまけで付いてきた ATiny2313 を使うことにします。
最初のコードはやはりハードウェアの"Hello World"と言われるBlink(LEDチカチカ)ですね。
これも、エレキジャックの記事のソースをほぼそのまま(一部だけ変更)して使用することにします。

1. 必要なソフトのダウンロード

まず開発環境を整えるため必要なソフトウェア、AVR StudioとWinAVRをダウンロードします(全て無料)。
ダウンロードしたバージョンは、AVR Studio 4.17 (build 666)とWinAVR 20090313を使用します。
AVR Studioはダウンロードに登録が必要ですが、下記リンク先からは登録を省いてダウンロード出来ます。
またWinAVRは今なら 20100120 が最新になるようです。

<ダウンロード元>
AVR® 8-Bit RISC - Tools & Software (ATMEL)
WINAVR (SorceForce)

<参考リンク>
AVRのプログラム環境(1) AVR Studio、WinAVRのインストール

2. コードの作成
上記の通りエレキジャックの例を参考してテスト用のC言語のコードを作成しました。



2つのLEDを交互に点滅させる単純なものです。
AVR Studio新規プロジェクトを作成したら上記を入力します。Buildを実行してエラーがないことを確認します。

3. ライターでプログラムを書きこむ

ライターは自作例が色々とネットで紹介されていますが、初心者らしく有名どころを購入することにします。
使用したのはAVRISPmkII で、今なら秋月で \4,000 で購入できます。
まずはブレットボードに回路を組み立て、接続します。
RIMG1401.JPG
ライターは、上下の高さが同じ丸ピンのピンヘッダ1x3を2個をコネクタ代わりして接続した、共立のISPケーブル経由で、ブレッドボードに接続しました。

わざわざ作るまでも無かったのですが、一応回路図はこのようになりました。
5V電源は手近なArduinoから供給しました。
TinyBLINK.png
ところがこの時点で何度接続を試みても"Target appears to have lost power.."とエラーが出てしまい、先に進めることが出来ませんでした。
通信速度を変更したり、ATiny2313を別に購入していたものと差替えしたり試行錯誤をしましたが、本体側のインジケータは赤色のままです。
最終的には回路と資料をよく読み返したところ、非常に初歩的な間違いだったことがわかりました。
マニュアルには左のように書かれていてそれは全く正しいのですが、コネクタを端子側からみると左右が逆になるので、右の通りになります。
AVRISPmk2Connector.JPG AVRISPmk2_ICSP_cable.jpeg



ここをパスしたら、後は非常にスムーズに進み、無事LEDピカピカが動き出しました。
今後は先日秋月で購入した気圧センサーを接続したいと考えています。
まずはArduinoでプロトタイピングですね。





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